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長期(夏季)休暇中のチャット連絡に要注意! プライベートとビジネスの混在による誤送信リスク増の懸念、「Chatwork」が長期休暇中の連絡手段に関するアンケート調査を実施

長期休暇中に従業員が利用するツールの確認やルールの整備・周知等、注意喚起の実施を推奨

株式会社kubell(本社:東京都港区、代表取締役CEO:山本正喜)は、ビジネスとプライベートにおける長期休暇中の連絡手段・利用ツールに関する調査を実施しました。

調査背景

近年、個人情報漏洩やサイバー攻撃など情報セキュリティへの関心が高まっています。特に、夏季休暇等の長期休暇中は、情報セキュリティやそれに準ずる担当者の不在も多くトラブル対応が遅延しやすいため、毎年、注意喚起がなされています。さらに、休暇中に旅行や帰省をする人も多く、非日常的なイベントやコミュニケーションが増えることで、情報セキュリティのリスクが高まることが想定されます。

そこで今回は、仕事でパソコンを利用しているビジネスパーソン660名(全国の18歳〜59歳を対象、有効回答数は631名)に対し、長期休暇中に利用する連絡手段に関するアンケート調査を実施しました。シーン毎の連絡手段や利用ツールの傾向から、情報セキュリティのリスクを明らかにすることを試みました。

調査結果サマリー

・夏季休暇などの長期休暇中に、業務用パソコンを利用できない人は33.8%。利用できない理由の1位は「会社からパソコンを持ち出せないため」(62.0%)、2位は「社内のルール上、利用してはいけないため」(37.1%)。
・長期休暇中に業務用パソコンを利用できない人が、その間、会社や上司等に連絡するために利用する手段の1位は「電話」(67.1%)で、続いて「プライベートチャット」(54.0%)、「メール」(43.2%)となった。
・長期休暇中に、普段プライベートで連絡をとらない人(旧友・地元の友人・知人など)との連絡が発生するかについては、「よくある」(13.5%)、「たまにある」(33.8%)で、約半数(47.3%)だった。その際に利用する連絡手段としては、「プライベートチャット」(86.2%)、「メール」(55.4%)、「電話」(47.0%)の順で多かった。
・プライベートのシーンにおいて、メールやプライベートチャットを利用した誤送信の経験がある人は47.2%の約半数だった。

本調査から、長期休暇中に普段の業務で利用するパソコンが利用できない人も多く、その理由として、物理的な制限(会社から持ち出せない)をかけている会社が多いこともわかりました。また、その間のビジネス連絡の代替手段として、「プライベートチャット」も多く利用されていることがわかりました。

一方、プライベートのシーンでは、休暇に限らず誤送信の経験がある人が約半数いることがわかりました。特に長期休暇中は、普段は連絡を取らない相手とコミュニケーションを取る人も多く、その手段として「プライベートチャット」が最も多く利用されていました。

このように、長期休暇中はビジネスの連絡とプライベートの連絡が同じツールの中で混在しやすく、誤送信による情報漏洩リスクがより高まりやすい時期であると推察します。対策としては、普段使い慣れていないツールは利用しない、ビジネス用のツールとプライベート用のツールを使い分ける、などが有効です。

情報システムの担当者やそれに準ずる担当者は、長期休暇に備えて従業員が利用するツールの確認・洗い出しやルールの整備、対応方針の共有など、万一のための対策や注意喚起をおすすめします。

調査概要

・調査名称 :長期休暇中の連絡手段・利用ツールに関する調査
・調査方法 :インターネット調査(調査会社:株式会社ジャストシステム) 
・調査期間 : 2024年7月30日〜8月2日
・調査対象者:仕事でパソコンを利用する18歳〜59歳のビジネスパーソン660名(有効回答数:631名)
・調査主体 :株式会社kubell

※本調査をご利用の場合は、『株式会社kubell「2024年8月 長期休暇中の連絡手段・利用ツールに関する調査」』と明記ください



長期休暇中の連絡手段・利用ツールに関する調査

長期休暇中、業務用パソコンを利用できない人は33.8%

夏季休暇などの長期休暇中、業務用パソコンを利用できない人は33.8%だった。利用できない理由の1位は「会社から持ち出せない会社からパソコンを持ち出せないため」(62.0%)、2位は「社内のルール上、利用してはいけないため」(37.1%)となり、ルール上の制限よりも物理的に制限をかけている会社が多いことがわかった。

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長期休暇中に、業務用パソコンの代替として利用される連絡手段は、「電話」が最も多いものの、「プライベートチャット」も多く利用されている

夏季休暇などの長期休暇中に業務用パソコンを利用できない人が、その間、会社や上司等に連絡するために利用する手段の1位は「電話」(67.1%)で、続いて「プライベートチャット」(54.0%)、「メール」(43.2%)で、「プライベートチャット」も多く利用されていることがわかった。Q3.png
長期休暇中に、プライベートで普段連絡をとらない人(旧友・地元の友人・知人など)との連絡手段は「プライベートチャット」が最も多かった

夏季休暇などの長期休暇中に、普段プライベートで連絡をとらない人(旧友・地元の友人・知人など)との連絡が発生するかについては、「よくある」(13.5%)、「たまにある」(33.8%)で、約半数(47.3%)の人が、長期休暇中に非日常的なコミュニケーションの機会が増えることがわかった。

また、その際に利用する連絡手段としては、「プライベートチャット」(86.2%)、「メール」(55.4%)、「電話」(47.0%)の順で多かった。

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プライベートのシーンでは約半数の人が、メール、プライベートチャットを利用した誤送信を経験。

プライベートのシーンにおいて、メールやプライベートチャットを利用した誤送信の経験がある人は47.2%の約半数いることがわかった。

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まとめ

本調査から、長期休暇中に普段の業務で利用するパソコンが利用できない人も多く、その理由として、物理的な制限(会社から持ち出せない)をかけている会社が多いこともわかりました。また、その間のビジネス連絡の代替手段として、「プライベートチャット」も多く利用されていることがわかりました。

一方、プライベートのシーンでは、休暇に限らず誤送信の経験がある人が約半数いることがわかりました。特に長期休暇中は、普段は連絡を取らない相手とコミュニケーションを取る人も多く、その手段として「プライベートチャット」が最も多く利用されていました。

このように、長期休暇中はビジネスの連絡とプライベートの連絡が同じツールの中で混在しやすく、誤送信による情報漏洩リスクがより高まりやすい時期であると推察します。対策としては、普段使い慣れていないツールは利用しない、ビジネス用のツールとプライベート用のツールを使い分ける、などが有効です。

情報システムの担当者やそれに準ずる担当者は、長期休暇に備えて従業員が利用するツールの確認・洗い出しやルールの整備、対応方針の共有など、万一のための対策や注意喚起をおすすめします。

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